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セラミックで塩素除去[1]

セラミックとは?

意外にその正体がわからないのが、このセラミックではないでしょうか。

本来、陶磁器のことを指す筈ですが、あらためて調べてみると関連語として

  • IC基盤
  • コンデンサー
  • 包丁
  • おろし器
  • 前歯

といったものが出てきます。

さらには、このセラミックで塩素除去までできるとなると、ますます混乱してしまいそうです。

一体、セラミックとは何なのでしょうか。

その疑問を解く鍵は、

多孔性(多孔質)

という言葉にあります。

多孔性(多孔質)とは?

多孔質とは、

微細な孔(あな)が多数存在し、その結果、同程度の体積をもつ物質よりも表面積が拡大された物質

のことです。

…なんていうと、いかにも大袈裟ですね。

多孔性(多孔質)を理解するには、「スポンジ」と「素焼きの植木鉢」をイメージするのがちょうど良いかと思います。

スポンジで見る多孔質

「スポンジ状になっている」と表現することがありますが、あの形状こそが正に多孔質です。

ちょっと浸せば水を吸い、かるく絞るだけで容易に水を放出する。

その

「吸水性」と「水はけ」の良さ

が多孔性の特徴となります。

また

孔(あな)の大きさ次第で、こしとるものと透過させるものを選り分けられる

のも多孔質の重要な性質です。

素焼きの植木鉢に見る多孔性

では、次に「素焼きの植木鉢」をイメージしてみましょう。

園芸家は、育てる植物の種類によって植木鉢の材質を使いわけるそうです。

プラスチック

  • 水の保ちが良い。
    • → 乾燥を嫌う植物向き
    • → 植物の管理に時間を割けない人向き
  • 保水力が高い分、つよい日射しのもとでは鉢の中が蒸れやすく、根腐れをおこす可能性がある。
    • → 水のやり過ぎに注意

素焼き

  • 吸水性、水はけが良い。
    • → 過度の湿度を嫌う植物向き
  • 水はけが良い分、つよい日射しのもとでは、(育てる植物にもよりますが)水切れをおこす可能性がある。
    • → こまめな水の管理が必要
    • → 植物の管理を楽しめる人(or 時間のある人)向き
  • 植木鉢の含水量によって鉢そのものの色が変わるので、水の状態を把握しやすい。

[素焼き]の3番目については、ご経験のある方も多いのではないでしょうか。

水をあたえた直後は、表面はひんやりと湿っぽく、色も赤味を帯びた状態となっています。

そして、(季節にもよりますが)半日も経つころには表面が白っぽく乾いた状態となり、ひと目で、乾燥がはじまっていることを把握することができます。

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