リフォームを機にエコキュートにしました。
でも、想像以上にシャワーの水圧が弱くて…
なんか、気がついたらエコキュートに…
エコキュートにすれば、
- 光熱費が抑えられる
- 二酸化炭素(CO2)の削減に貢献できる
- しかも、今なら補助金がもらえる
(一般社団法人日本エレクトロヒートセンター「エコキュート導入補助金制度」)
といった理由で、下調べもそこそこにエコキュートを導入してしまった方、結構いらっしゃったのではないでしょうか。
とくに[3]の補助金制度は「募集は年5回、各回先着順」といった、なんだか急かされているような、煽られているような、そんな印象のキャンペーンでした。
実際、このキャンペーンは平成22年度で終了してしまったので、補助金を受けてエコキュートを導入された方は「急いで正解」のファインプレーだったかもしれません。
※ 平成26年4月現在、自治体による補助金制度は継続しております。
どうしてお湯が勢いよく出ないんだよ? エコキュート
こうして無事設置されたエコキュート。
皆さん、概ね満足されているようですが、ただシャワーの水圧に関してだけは「弱くて困っている」という声があるようです。
少なからぬ投資をした訳ですから、以前のガス給湯器よりも使い勝手が良くなっていなければ不満の声も上がります。
ここでは少し、ガス給湯器からエコキュートに変更した際の変化を「数字」で見てみることにしましょう。
ガス給湯器の場合、水道元圧のままお湯がシャワーとしてでてきますので、500Kpa程度の圧力があります。
それに対してエコキュートの水圧は、
となっています。
※ 現在は、300Kpa程度まで加圧ができる高耐圧タイプも登場しています。
一度タンクに水を貯め加熱してから送水する仕組のエコキュートでは、水道元圧のままお湯を直送するガス給湯器に比べると、どうしてもシャワーの圧力が低くなってしまうのです。
給湯器としては先端に位置するエコキュートですが、シャワーの水圧に限っては「今後に期待」といったところでしょうか。
シャワーヘッドを交換する
しかし諸々の事情から「あと数年は何とかこの給湯器で過ごさないと…」というご家庭も少なくないかと思います。
その場合にはまず、低水圧用シャワーヘッドを試してみることをお勧めいたします。
安価でしかも簡単に交換することができ、うまくいけば給湯器の100分の1以下の金額でシャワーの使い心地を改善できる可能性があります。
お勧めのシャワーヘッドは?
最初にひとつ、ご確認いただきたいことがあります。
現在ご利用のシャワーヘッドに「止水機能(手元のボタン等でシャワーを止める機能)」はあるでしょうか?
この機能の有無で、お勧めできるシャワーヘッドが異なってきます。
《止水機能がない場合》
SANEIの「レイニーベーシック」をお勧めいたします。
この製品はバランス釜にも対応するなど、低水圧の改善に特化したシャワーヘッドです。
※ バランス釜はエコキュートと同様(か、それ以上に!)、シャワーの水圧に問題を抱えた古い型の給湯器です。
旧式のバランス釜でも改善を期待できるのであれば、エコキュートでも十分な効果を見込めるはずです。
《止水機能がある場合》
おなじくSANEIの「レイニー」をお勧めいたします。
前述の「レイニーベーシック」の性能はそのままに、止水ボタンが使えるタイプのシャワーヘッドです。
これならこれまでの使い勝手を維持しつつ、低水圧の改善を試みることができます。
いずれもカラーバリエーションがありますので、浴室のイメージにあったシャワーヘッドを選ぶことができます。